みなさんこんにちは!
「こびナビ」は新型コロナウイルス感染症や新型コロナウイルスワクチンに関する正確な情報を皆さんにお届けするプロジェクトです。
新型コロナウイルス(CoV=こび)とワクチンに関する情報が沢山ある中で、あなたが正確な情報へたどり着けるようにナビゲート(ナビ)したい、そんな想いを込めて活動しています。
SNSやニュースでも、新型コロナウイルスやワクチンに関して、正確でない情報も含めて、様々な情報があふれています。そのため、「どの情報を信じていいのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか?
特にワクチンに関しては、接種するかを決めるのはあなた自身ですが、正確な情報を理解していないと、判断できませんよね?遠くない未来で、あなたがワクチンを打つ順番が来た時に、その判断のお手伝いができるように、様々な角度から正確な情報をお届けしたいと思います。
どうぞ、「こびナビ」をよろしくお願いします。
代表挨拶
今、目の前で起こっている困難を解決するために
~新型コロナ・ワクチンの正確な知識を提供したい~
みなさま、はじめまして。「こびナビ」の吉村健佑です。
私たち「こびナビ」は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの正確な知識をお伝えすることを目的として集まったプロジェクト・チームです。
私は、医師として診療も行いながら、多くの人が健康でいられる世の中にしたいと思い、大学や自治体で仲間とともに医療の制度や仕組みを良くする仕事をしています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が拡大し、2020年4月からは県庁の対策本部にも参加し、緊急事態である行政の現場を自分の目で確かめています。また、成田空港検疫所の医療専門職として、COVID-19陽性者の対応などに従事し、水際対策の過酷な現場に身を置いています。
医療の現場では、感染者数が日々増えていき入院するベッドが圧倒的に不足しています。地域の医療機関に対し、自治体からもこれ以上の入院患者をお願いできなくなってきています。患者が入院できない場合は、自宅やホテルで「重症化しないこと」を願いながらなんとか療養を続けてゆくしかない状況です。
通常の診療にも影響がでています。普段であれば治療にあたることができる病気に、今は対応することができない。普段であれば助けることができた命が、今は助けることができない。
患者さんにとっても医療従事者にとってもこれほど悲しいことはありません。それが、起こっているのです。今、この目の前で。
そんな中、ついに新しいワクチンが開発、実用化されました。しかも、非常に高い有効性と安全性が示されたのです。
いよいよ、日本でもそのワクチンの接種が始まります。接種は感染のリスクが高い医療従事者から開始されます。高齢者から始まり若い世代まで、多くの方が順次ワクチンを接種できるようになるのです(※2021年2月7日現在、お子さんについてはまだ対象となる予定はありません)。
しかし、大きな課題があります。ワクチンに関する正確な情報が不足していることです。
新しいワクチンを接種するのは勇気のいることです。安全性に不安を感じる方がおられるのはとてもよくわかります。一方で、医療や行政の現場の厳しい状況を目の当たりにすると、個人を、そして社会をこの病気から守る必要があることを痛感します。ワクチンは感染から身を守る強力な盾になり得ます。
では、私たちはどうやってワクチンを打つかどうかを決めればよいのでしょうか。
私は、一人ひとりがワクチンに関する正確な情報を理解し、自分で判断できるようにすることが大切だと思います。十分な情報がない中で、いつの間にか自分の順番が回って来て、ワクチンを打つかどうか決めざるを得ない状況は避けなければいけないと思うのです。
そこで、私は同じ危機感を持つ仲間とともに、このワクチンに関する正確な情報の収集と発信をするプロジェクト「こびナビ」の準備を始めました。メンバーは全員無報酬で、全力でこの作業にあたっています。ある仲間は日本で新型コロナ患者の診療をしながら、またある仲間は海外で医学研究をしながら、必死につくり上げたのがこの「こびナビ」です。
私たちは新型コロナウイルス感染症やそのワクチンのことを正確に学べる世の中を作っていきたいと思っています。多くの方々がこのワクチンの正確な情報を得て、自分の意思で接種を決断し、新型コロナの困難を乗り越えられるまで、あきらめず、たゆまず活動していきます。「多くの人が健康でいられる世の中」を目指して。
プロジェクト「こびナビ」に対する、皆様の理解とご支援いただけますとありがたいです。
※「こびナビ」の活動に関連した私の発言は、個人の考えに基づいたものであり、所属組織とは一切関係がありません。一人の医師としての発言、行動であることをご理解ください。
代表 吉村健佑