日本人における副反応の頻度について教えて下さい
2021/02/18
2021年2月14日に特例承認されたファイザー社ワクチン「コミナティ」の添付文書によりますと、日本人160例(本剤接種群:119例、プラセボ接種群:41例)を対象に調査が行われ、2回目の接種後の注射部位の疼痛は79%、疲労60%、筋肉痛16%、発熱33%とのことで、ほとんどは内服薬で改善し日常生活に支障をきたさない程度(Grade 2)まででした。なお、発熱の頻度が米国の臨床試験より高いことは、対象となった方の数が違うことに加え、発熱の基準が日本では37.5℃以上と米国の38.0℃より高かったことが関連している可能性があります。体温の測定方法も異なると考えられます(口腔内 vs 腋窩)。
また、コミナティ先行接種者2万人を対象とした、健康調査報告が厚生労働省ホームページに掲載され、適宜更新されております2)。