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妊娠中の女性はmRNAワクチンを接種しても大丈夫でしょうか?

       

更新日:2021.02.20
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妊娠中の方でも、mRNAワクチンを接種することができます1)米国では、既に10万人以上の妊婦が新型コロナワクチンを接種しています(4月26日時点)。妊娠中にmRNAワクチン接種をした約3万5千人の女性の追跡研究の結果からは、副反応の頻度などは非妊娠女性と同程度であり、胎児や出産への影響はなかったことが報告されています2)妊婦中の女性に対するmRNAワクチンの安全性や有効性に関するランダム化比較試験も現在行われています。米国CDCは、妊婦にも接種の機会が与えられるべきだとしており、WHOも、リスクの高いグループに属する妊婦へのワクチン接種を考慮してよいとしています3,4)。これは、妊婦は同世代の妊娠していない女性と比べて、新型コロナウイルスに感染した場合に重症になりやすく、また早産や妊娠合併症、胎児への悪影響のリスクが上がることが主な理由です5)
なお、妊娠中のワクチンの時期に関して、米国、英国、カナダ等の産婦人科学会は妊娠中の初期を含めたどの時期においても接種可能としていますが、日本産科婦人科学会・日本産婦人科感染症学会は、妊娠初期での情報が限られていることもあり、現段階では、器官形成期(妊娠12週まで)はワクチン接種を避けることを推奨しています。

妊娠中にmRNAワクチンを受けた方の臍帯血(胎児の血液と同じ)や母乳を調べた研究では、臍帯血にも母乳中に新型コロナウイルスに対する抗体があることが確認されています。こうした抗体が、産後の新生児を感染から守る効果があることが期待されています6)

接種を行う場合には、発熱等の副反応などについて主治医の先生と相談することが大切です。

 

  1. コミナティ 筋注添付文書
  2. N Engl J Med. DOI: 10.1056/NEJMoa2104983
  3. CDC. Interim Clinical Considerations for Use of mRNA COVID-19 Vaccines Currently Authorized in the United States
  4. WHO. The Moderna COVID-19 (mRNA-1273) vaccine: what you need to know
  5. JAMA Pediatr. 2021. doi:10.1001/jamapediatrics.2021.1050
  6. American Journal of Obstetrics and Gynecology DOI: 10.1016/j/ajog.2021.03.023