4-4 mRNAワクチンによって、何年も経ってから生じる副反応の可能性はありますか?
2021/02/21
一般的に、ワクチンの副反応(ワクチンにおける副作用のこと)は、生ワクチン以外ほとんどが接種をしてから6週間以内に起こることが知られています1)。
mRNAワクチンが、原理的に遺伝子に組み込まれないこと、比較的短時間でその成分が分解され、ワクチンによってできる蛋白質も長期に体に残らないこと等を考えると、長期的な副反応の可能性は考えにくく、もし起こったとしても非常に稀であろうと考えられます。
mRNAワクチンの治験で最初の患者が組み入れられてから既に1年半以上が経過していますが、これまでにワクチン接種から半年以上経過してから新たに生じるような副反応は報告されていません。
長期的な副反応については、世界中で厳重な監視がされており、今後も評価が続けられます。