新型コロナウイルスに感染した場合(既感染の場合)も接種が必要ですか?
2021/02/19
症状のない(無症候性の)感染も含め、新型コロナウイルスに罹患された方(既感染者)にもワクチンの接種が推奨されます1)。その理由は、再感染の可能性があることと、自然に感染するよりもワクチン接種の方が効果的な免疫が獲得出来ると考えられているからです(自然感染の場合、特に無症状や軽症の場合、重症患者と比べ免疫応答が劣るとの報告があります)2)。既感染者で2回接種が必要かは、現在研究されているところであり、現在のところ、日本では通常通りの2回接種の方針です。
なお、直前に感染した場合には感染から回復し、隔離の必要がなくなってからの接種が勧められています1)。新型コロナウイルス回復期血漿療法やモノクローナル抗体治療を受けた方は、罹患後90日経過してからの接種が勧められています。