インフルエンザワクチンと比べて有効性、安全性はどうなのでしょうか?
2021/02/16
インフルエンザワクチンの有効性は年によって異なりますが、概ね40-60%程度であり1)、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンはこれよりも高い有効性があると考えられます2,3)。
ファイザー・ビオンテック社ワクチン、モデルナ社ワクチンは、他のワクチンと同様の臨床試験を経ており、安全性が適切に確認されています。第3相にあたる試験においては、通常は数千人規模で安全性や効果を確認するところ、3-4万人の規模で行われました。今後接種人数が増え、数万人規模の臨床試験では検出されなかった副反応や、長期の時間が経ってから分かる副反応が出てくる可能性はゼロではありませんが、非常に稀と考えられます。
- CDC. Seasonal Flu Vaccine Effectiveness Studies
- N Engl J Med. 2020;383:2603-15
- N Engl J Med. 2021; 384:403-416