8-2 高齢者と若年者では、効果や副反応に違いはありますか。

2022/02/03

 日本で承認されたファイザー社・ビオンテック社のワクチンは、高齢者に対しても 9割以上の発症予防効果があることが、大規模な治験やイスラエルの実社会での臨床研究で報告されました1,2)。しかし、デルタやオミクロンなどの変異ウイルスの免疫逃避や、抗体の量が低下していくこともあり、ワクチンの発症予防効果が低下してきており、その程度は高齢者の方が大きいことが分かっています3,4)。またワクチン接種後に、重症感染を起こす危険因子として高齢(65歳以上)や免疫機能の低下があります5)。副反応については、接種部位の局所の副反応も、発熱や倦怠感、頭痛などの全身性の副反応も、若年者よりも高齢者の方が少し頻度が低いことが報告されています1,6)

 

  1. N Engl J Med. 2020;383:2603-2615.
  2. N Engl J Med. 2021;384:1412-1423
  3. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2021;70:1291-1293.
  4. N Engl J Med. 2022;386:340-350.
  5. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2022;71:19-25.
  6. 新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査(コホート調査)-健康観察日誌集計の中間報告(8)

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