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4-10 新型コロナウイルスワクチンで心筋炎が起こるのでしょうか?

       

更新日:2021.02.16
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 イスラエルや米国を始めとした海外において、ファイザー・ビオンテック社やモデルナ社ワクチン接種後に稀ですが、主に若い男性で心筋炎や心膜炎を起こした症例の報告があります1,2)。米国から報告された頻度は12-29歳の男性で二回目の接種後100万回に40.6回です3)。接種後1週間以内に起こり、1回目の後よりも2回目の後に起こりやすいことが報告されています。ただし、CDCはまだワクチン接種が原因と結論付けられたわけではなく、注意深く調査されている最中です。

 ワクチンを接種した後に体調不良をきたした人がいる場合、ワクチンが原因で起きているのかどうかを調べることが大切です。米国CDCは、米国内で報告された心筋炎の経過などを評価しており、ワクチン接種との因果関係を調査しています2)

 また、今回報告された心筋炎の症例は、そのほとんどが重症でなく、2週間以内に治癒したと報告されています。こういったことから、米国ではCDCは心筋炎のリスクよりも新型コロナウイルス感染症のリスクの方が大きいとして、引き続き若年者を含めた全ての対象者への接種を推奨しています。

 特に若い男性においてコロナワクチン接種後、数日以内に胸の痛み・息苦しさ・動悸などが生じた場合は心筋炎の可能性も考え、医師にすぐ相談しましょう。

  1. Science. Israel reports link between rare cases of heart inflammation and COVID-19 vaccination in young men
  2. CDC. Myocarditis and Pericarditis Following mRNA COVID-19 Vaccination
  3. CDC. Reports of Myocarditis Among Vaccine Recipients: Update from the Advisory Committee on Immunization Practices — United States, June 2021