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4-3 ワクチンを受けた後の発熱などの副反応は、どのような仕組みで起きるのでしょうか?

       

更新日:2021.02.21
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 これらの症状は、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかったときの症状と似ています。

 第一に理解する必要があることとして、風邪をひいた時に出る熱は、一般にウイルス自体が引き起こすものではなく、免疫細胞が分泌する物質(サイトカインなどといいます)によって起こります。これは、平熱の37℃よりも、40℃近い温度の方が、ウイルスを排除するために免疫システムが働くのに有利だからではないかと考えられます。

 このため、病原体がからだに侵入したあと、最初期に出会う免疫細胞から色々な物質が分泌されます(からだ全体に警報が発令されるようなイメージです)。これが、脳にある体温を調節する部分に働きかけて、からだの設定温度を平熱から、38-40℃に変更しなおします。これによって体温が上がって、免疫系が病原体と有利に戦うことができるようになります。この仕組みと同じことが、ワクチン接種後にも起こっていると考えられています。

 局所の副反応としての接種部位の痛みや腫れなどについても、免疫が活発に働いている状態(炎症がおきている)を示しています。

 ですから、よく起こる副反応として知られているものは、ワクチンの本来の働き—免疫系に「練習試合をさせる」ことがきちんと起こっていることを示していると言えるでしょう。

 ただし、これが起こらなかったからといってワクチンが効いていないということではありませんので、その点にはご注意いただければと思います。