こびナビ(CoV-Navi)は、新型コロナワクチンに関する正確な情報をみなさんに知ってもらうため、日米30名以上の医師や公衆衛生の専門家が運営しているプロジェクトです。今回、新型コロナワクチンについての理解を促進するため、マンガコンテストを開催します。
(敬称略)
- 審査員長こしのりょうマンガ家
- 審査員ゆうこすタレント
- 審査員堀江貴文実業家
- 審査員佐渡島庸平(株)コルク
代表取締役社長
- 審査員松山洋(株)サイバーコネクトツー
代表取締役社長
- 審査員和久井香菜子少女マンガ研究家
編集・ライター
- 審査員木下喬弘こびナビ副代表
- 審査員前田雄太(株)まんがたり
代表取締役社長
2021年6月30日から8月7日の期間内に、99作品ものご応募をいただきました。その中から、大賞1作品、部門賞2作品、特別賞6作品を選出しました。大賞は15さんの「【衝撃の真実】【漫画でわかる!】新型コロナウイルスワクチンの正体」に決定しました。
「新型コロナワクチンの仕組み」
部門
15さん【衝撃の真実】
【漫画でわかる!】
新型コロナウイルス
ワクチンの正体
- 【審査員コメント】
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「審査員の中でも圧倒的にこの作品が良いと推されていました。スラスラ読めて頭の中に入ってくるだけでなく、感情も込められていて読者に伝わるんじゃないかと。最後にギャグが効いているのもよかったです。」(こしのりょうさん)
「まず、作画のレベルが高い。情報が伝わるよう工夫がこらされている上、物語としての展開も良いですね。」(佐渡島さん)
「マンガと医療の学びの部分のバランスが良いし、このまま医療マンガが書けるな、という感じがすごいします。」(堀江さん)
「スマホでの読みやすさを配慮したコマ数が素晴らしい。描いている内容も率直に一番勉強になる作品でした。」(松山さん)
「最後ボケで終わるのが面白いですよね。」(ゆうこすさん)
- 【受賞者コメント】
- 今の状況で息子を守るために何かしたい気持ちがあり、コンテストが発表されたときに「やろうかな」と一瞬思ったのですが、自分の理解だけでは正確な情報を描けないので一旦諦めました。ですが、デンマークでRNAの研究をされているToshiさんが漫画を描けるパートナーを募集されていたのを知り、一緒に制作できることになったので応募しました。
読んだ人が「否定された」「責められた」「傷つけられた」「置いてけぼりにされた」と感じないように描くこと、「怖いこと」「不安なこと」「わかりにくいこと」は、楽しめるように描くことを心がけました。実際に「このマンガを読んでワクチン打ちに行った」という方もいるらしく、とても嬉しかったです。
@Blueureca_15
「コロナと私たちの生活(フリーテーマ)」
マンガ部門
筑濱 健一さんスマイル
~コロナ禍の漫画展~
- 【審査員コメント】
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「コロナ禍で暗い話題が多い中、先の未来を笑顔というキーワードでつなぎ、希望を見せてくれる作品でした。」(こしのりょうさん)
「多くの人に対して“未来に希望を持つために今何ができるのか”を伝えるすごい素敵な作品だと思った。」(前田さん)
「明るい未来に向けた希望の話として、漫画展の意義を描いていたことがすごく前向きで良かった。」(松山さん)
- 【受賞者コメント】
- 昨年の10月、コロナ禍で落ち込んでいる大阪の商店街を少しでも明るくしたいという思いから、天神橋筋商店街で漫画展をしました(当時は緊急事態宣言やまん延防止措置は解除されていました)。ぽつりぽつりと色々な方がお越しになられ、自分の人生を絵に合わせて楽しそうに話をしていただきました。そのお礼にアクリル板越しに似顔絵を描かせていただきました。その時は、みなさんにはマスクをとって笑っていただいたのですが、似顔絵を描きながら「あぁ人の笑顔は素晴らしいなぁ」と改めて感じました。その時の「じわーっ」とした気持ちを皆様にシェアできたら幸いです。
@chittukun
「コロナと私たちの生活(フリーテーマ)」
イラスト部門
はーこさん(小学生)コロナに勝ったよ!
- 【審査員コメント】
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「ワクチンを擬人化したイラストで、細かいところまで工夫して描いてくれたことが伝わってきました。」(こしのりょうさん)
「マスクに“グッバイコロナ”と書いてあって、かわいくデコレーションをしていて、普段から(コロナ)対策をかわいらしくしている姿が想像できました。 “コロナに勝ったよ!”と言い切っている感じが希望を持てて良いですね。」(ゆうこすさん)
「コロナに勝ったよ!と言い切っているのが気持ちいい。早くみんなでこう言いたいですよね。ダブルピースと満面の笑みという、1枚の絵で分かりやすいなと思います。」(松山さん)
- 【受賞者コメント】
- 母がコロナマンガ大賞に応募する漫画を描いているのを見て、自分も描いてみたいと思ったので応募しました。見た人が元気になるように、コロナに勝つ未来をテーマにしました。特に、明るい印象になるように、明るい色を使うようにしました。素敵な作品ばかりの中で自分が受賞をするとは思っていなかったのでビックリしています。でもとてもとても嬉しいです。
@ana_3_mom
ゆうこす賞
おちゃやまさんDr.リボソームの遺志
- 【審査員コメント】
- 「ポップでキャッチーで出てくるキャラクターも全員かわいいところと、バズらせやすそうなところ。Twitterは写真、インスタは文字を頑張るとバズりやすいという逆張りの要素があって、Twitterではマンガがすごくバズりやすいので、是非Twitterに投稿してほしいなと思いました。」(ゆうこすさん)
- 【受賞者コメント】
- 昨年のコロナ禍に長男を出産し、子供の予防接種の知識をつける中で、コロナワクチンにも関心を持っていました。身構えず気楽に読んでもらえるように、細胞を擬人化したパートと現実のパートの構成で、コンパクトな漫画を目指しました。ワクチン接種を何に例えるとわかりやすいのか悩んだ末に、誰しも経験のある「勉強」になぞらえて説明してみました。
@otyaym
ホリエモン賞
とし@絵描き医さんハートピース
- 【審査員コメント】
- 「インパクトありますよね。(この作品は)お医者さんが休憩時間中に描いているんですよ。すごいですよね。」(堀江さん)
- 【受賞者コメント】
- 元々絵を通して震災復興などの社会貢献活動をしており、「こびナビ」の活動に協力できればと思い応募させていただきました。平和に繋がる前向きな内容を隅々にまで描きましたので、意図を考察していただければ幸いです。医者の中でも毎日、実際に個人防護具を着て人工呼吸器やECMOを扱う事を専門とする身として、コロナマンガ大賞を通じて正しい知識が広まり、一人でも感染に苦しむ方が減ればいいと思います。
@ctrx_2g
佐渡島賞
按図よしひろ(Dr.GAMES)さんコロナ病棟で
働く医師の話
- 【審査員コメント】
- 「(医療関係者たちは)みんな感情を持って大変な職場に毎日出勤している。それだけでもすごい事だが、世の中のニュースを見ると、医療関係者の感情が抜け落ちているものになっている。(この作品は)そこに対する想像を働かせるきっかけを与えるようなマンガになっている点が魅力的で素晴らしいと思いました。」(佐渡島さん)
- 【受賞者コメント】
- 精神科医かつ漫画家として活動しています。この作品のテーマは「現実の共有」と「感謝」です。医療現場における感謝という感情を、脚色せず、たんたんと伝えるにはどうしたら良いかを工夫しました。医療的な事実に間違いがないよう、Dr.GAMESのスタッフが監修しました。多くの方に読んでいただけて嬉しいです。
@_dr_games
松山賞
MonAmieさん緑夜くぐり噺
- 【審査員コメント】
- 「登場人物が少ない中で物語が構成されており“必要なことをちゃんと伝えられる”というマンガのいい所がよくできている。あとはとにかく女の子がかわいい。一人でも多くの人に(メッセージを)届けるのであればかわいい女の子は正義かなと思います。」(松山さん)
- 【受賞者コメント】
- 渡越中ですが、ベトナムでも感染は収まらず、中々辛い日々が続いております。社会の足並みの揃わない昨今ですが、自分が漫画を作ることで、ワクチンや医療関係者に対する信頼の輪が広がれば良いなと思いました。名誉な賞をいただきまして、大変光栄に思っています。
@monamie9865
メディカルノート賞
こなみ いっぺいさんミッション・イン ザ ボディ
-mRNAワクチンの秘密-
- 【審査員コメント】
- いずれの作品も力作で、医学情報をマンガという手段を用いて伝えることの可能性をあらためて実感させてくれる機会となりました。
メディカルノート賞として推挙した本作品は、そのなかでも特にマンガと医学の親和性の高さを証明する作品であったと思います。ワクチンのメカニズムを伝えるためのサイエンスコミュニケーションに対する工夫が凝らされているだけでなく、マンガとしてのストーリーも大変面白いものでした。ぜひ多くの方に読んでいただきたい作品です。(こなみ いっぺいさん)
- 【受賞者コメント】
- 今回、「新型コロナワクチンの仕組み」部門に取り組むにあたり、とにかく簡潔で平明な作品を目指しました。マンガですからね。スマホでサクサク読んでくださいませ。今大変な思いをされている方も、でっかい口開けて笑いあえる世の中が戻ってきますように。
@ippeikonami
知念実希人賞
肉球せんせいさんあなた自身が、
名もなきヒーロー。
- 【審査員コメント】
- とても可愛らしいイラストで、いま多くの方に知って頂きたいことが分かり易くまとめられていて、素晴らしいです
- 【受賞者コメント】
- 長引くコロナ禍で心が荒み疲れ果て、誰かを英雄に祭り上げたり、逆に攻撃したり貶したり。でもそんな中、この2年で有効性が明らかになった「基本的な感染対策」を、淡々と続けてくれている多くの人こそが、感染拡大を食い止める重要なキーマンであり、名もなきヒーローなんだ、ということ。そしてそういう存在に医療従事者は深く感謝しているんだ、ということを伝えたいと思いました。今やっているその対策こそが意味があるとふたたび気持ちを新たに、多くの方がもう一踏ん張りできる一助になれたら心から嬉しく思います。
@29Qsensei
- 対象
- どなたでもご応募いただけます
- 受賞
特典
- 大賞(1作品)
3部門の中で最も優秀であった作品1つに大賞を授与します (イラストの可能性もあり)。
賞金10万円+各メディアへの掲載
また、こびナビが監修する「コロナに関する情報発信」をするためのマンガ・イラスト制作を優先的に依頼させていただきます。
マンガ・イラスト部門入賞(2作品)
大賞を受賞した作品以外の2つの部門に部門賞を授与します。
賞金5万円+各メディアへの掲載
審査員特別賞(4作品)
ゆうこすさん、堀江さん、佐渡島さん、松山さんがそれぞれ1作品ずつ選び賞を授与します。
また、医師であり小説家の知念実希人先生、株式会社メディカルノート代表取締役の井上祥先生も特別賞の選定にご参加いただきます。
いずれも賞金1万円+各メディアへの掲載可能性あり
- 募集
部門右記3部門を募集します。
- 下記3部門を募集します
「新型コロナワクチンの仕組み」部門
[4〜10ページ]
新型コロナワクチンのメカニズムについてわかりやすく解説するマンガを募集します。ワクチンについてこびナビの医師が解説した動画を参考にしていただき、mRNAがどのようにして細胞内に取り込まれ、どのように免疫を手にするのかということをマンガで表現していただきます。ただし、挿絵のついた教科書ではなく、「マンガとしてのストーリー性」も評価の対象とします。
「コロナと私たちの生活
(フリーテーマ)」マンガ部門
[4〜10ページ]
新型コロナに関するマンガを募集します。コロナによって以前とは違った世界になりました。その中でも、どう前を向いて歩んでいくのか。そしてコロナが終わった後にどう過ごしていきたいか、あなたの感じていることを率直に送ってください。みんなが勇気づけられるような作品を、多くの方にお届けしたいと思っています。
「コロナと私たちの生活
(フリーテーマ)」イラスト部門
[1枚]
上記のマンガ部門と同様のコンセプトでイラストを募集します。1枚のイラストの中にあなたの想いを込めてください。
- 募集
期間
- 2021年6月30日〜2021年7月31日まで8月7日に延長しました!
- 結果
発表
- 2021年8月中旬を予定こびナビHPならびに、公式Twitterで発表します
- エントリー
方法
- 下記Googleフォームより
お申し込みください
- 注意
事項
- 作品応募時の注意
ご応募作品数に制限はございませんが、完全に同一な作品は、1回のみのご応募でお願いいたします。
カラー・モノクロは問いません。
作品投稿の際、必要事項を応募フォームに入力してください。なお、受賞作品、優秀作品については、作者の氏名(ペンネーム使用の方はペンネーム)および出身国・地域(日本の場合は都道府県)を公表させていただきます。
暴力的、誹謗中傷、差別の助長、卑猥、他人を不愉快にする作品などコンテストの趣旨に反する作品は応募を無効とすることがあります。
結果発表から2か月以上、何ら連絡が取れない場合は受賞の辞退とみなし、原稿料等の権利を放棄することに同意したことと致します。
ご応募にあたり、医療機関や医師をはじめとした医療・介護従事者、患者等の個人名や特徴等の記載により、個人を特定できないようにしてください。
著作権について
自作の未発表作品に限ります。
応募作品は第三者の著作権・肖像権等の権利を侵害するものでないこととしてください。
応募作品の著作権は本人に帰属しますが、こびナビの作品利用(展示や印刷、インターネット上の公開、SNS利用等)については、これを本人の許可なく行える許諾いただくことを応募の条件とします。
応募作品は受賞にあたり、表現などの一部修正を依頼することがあります。
受賞作品の一部修正・翻案を主催者に認めることとします。
企画について
本企画の主催はこびナビ、運営協力は株式会社まんがたりです。
主催者、運営者が必要と判断した場合には、本企画の適正な運営を確保するために詳細の変更を含め必要なあらゆる対応ができるものとします。
こびナビ